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２次方程式の解法の一つに解の公式というちょっと難しいけれど覚えてしまえば何でも解けるという便利な公式があります。ところがある年から数年間、中学の教科書から解の公式が消えたのです。

それは教育課程審議会の委員だったある女性作家が「私は６５歳の今までこの公式を使ったことがない。」とその必要性に疑問を投げかけたからです。その結果解の公式は消え、しかし２次方程式はなくならずに、優秀なお役人により完全平方による解き方という逆にかえって難しい解き方に置き換えられたのです。苦労したのは生徒達でした。

これは今となっては笑い話ですが、周りを見回してみると同じようなことがゴロゴロしているように思えます。当たり前に見えてもちょっと怪しいことがいろいろありますね。せめて教育界には取り入れないでほしいものです。