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古くて新しい
慶応日吉校舎のイチョウ並木が見頃です。
慶応義塾は慶応時代(江戸時代)から続く大学ですが古さを感じない大学です。それは諭吉先生から続く「新しい教育」を求める姿勢が根本にあるからだと思います。武士が刀を捨てて咸臨丸に乗るにはすごい覚悟が必要だったでしょう。そんな気概がまだ残っているように感じます。(ふと疑問に思って調べてみたら咸臨丸上でも皆さんと刀を差している写真が出てきました。頭はざんぎり頭でしたが。)
紅葉が嫌いです。紅葉は枯れていく前のほんの刹那の輝きだからです。いくら赤や黄色に輝いていても、「ああもうすぐ散ってしまうんだな」と思うとあまり好きになれないのです。
でも考えてみると落葉樹は冬に葉を落とすから春の若々しい新緑が萌え出るのですね。落ちた葉はその栄養にもなるのですね。 古い木がさらに大きくなるためには落葉も必要なのですね。これからは「古くても新しい」をめざして紅葉も楽しもうと思います。