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塾長のひとり言

結局どうやって教えたらいいの?

「教えないほど子供は伸びる」というなら「じゃー結局どうやって教えたらいいの!?」という質問(お叱り)の声が聞こえてきそうですのでそれにお答えします。いちばん教える機会が多い小学校低学年の場合としてお答えします。

例えば、「30円のチョコを2個買って100円はらったときにおつりはいくらでしょうか。」という問題があったとします。 悪い例をあげると「30円が2個だから30円と30円でいくら?そう30+30で60円だよね。じゃあ100円から60円引いたら何円になる?」のような教え方です。

これは慣れない家庭教師の大学生などがよくやる教え方です。そしてできると大げさに「よくできたねー!」とほめてあげて生徒も先生も満足。先生は「私教え方うまいかも!?」と思い、生徒は「あの先生教え方うまい!」ってなったりします。でもこの教え方では生徒はほとんど自分で考えていません。考えているのは先生です。…ではどうしたらいいでしょうか。

まず問題を2,3回声に出して読ませてください。次に問題を閉じてどんな問題だったかを話させてください。そうするとただ声に出して字を読んでいるだけなのか内容を理解しながら読んでいるのかすぐにわかります。できないときは何回か繰り返すうちに文を読むという意味が分かってきます。(これは国語の読解にも当てはまりますね)

これで解けないときは「チョコはいくら?」「おつりって何?」のようになるべく数字を入れず(抽象的?)に聞いて、自分で答えを導けるようにします。結構忍耐がいりますが、こうやってお母さんも先生も解答マシーンじゃないということを教えないと、子供はいつまでたっても自分で解こうとしない=解けるようにならないのです。低学年だからと言ってついつい教えちゃうと後で取り返しがつかなくなりますよ。

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