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塾長のひとり言

日本を救った「関ヶ原の戦い」

豊臣秀吉の死の2年後の1600年、日本を二分する大きな戦いが起きた。「関ヶ原の戦い」だ。東軍の大将は秀吉に従っていた徳川家康。西軍の大将は豊臣家を守ろうとする石田三成。両軍は岐阜県の盆地、関ヶ原で激しく戦った。この戦いに勝った家康はその後260年続く江戸時代を築くのだが、この戦いをじっと見つめる「第3の目」があった。キリスト教の宣教師だ。

このころスペインとポルトガルは世界をかってに経線で分け、征服した土地を自分のものにしていた。南アメリカの東側のブラジルはポルトガル領に、西側の多くはスペイン領となった。さらにアジアの多くもスペイン領とポルトガル領に分割されていった。それとともに多くの宣教師が世界中に散らばりキリスト教を広めた。そんな中1549年、フランシスコザビエルが鹿児島に着き、日本に布教を始めると多くの信者を集め、キリシタン大名も数名誕生した。日本危うし!日本の制服は「武力」にせよ「宗教」にせよ、すぐそこまで迫っていたのだ。(スペインの無敵艦隊は1588年に130隻の軍艦でイギリスと戦っている。)

関ヶ原の戦いを見た宣教師の一人がスペイン国王に手紙を送った。「日本は偉大な皇帝が治めている国だ。武力での制服は無理だろう。」 そして宗教も「島原の乱(1615)」が鎮圧された後下火となり、日本はアジア、アフリカで植民地とならなかった数少ない国の一つとして生き延びた。

家康は戦いで勝っただけでなく、日本を救ったのだった。

 

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